2017.08.18-21 シンガポール 2/2
【3日目】
8時半ごろ起床、準備してチェックアウト。昨日の反省を生かし、今日は美味しい朝ごはんを食べに行く。歩いてSomerset駅裏手の有名チェーン店Killiney Kopitiamへ。ここが本店。キャパ30人程度が満席&待ち客も数組。15分ほど待って着席。オーダーしてから提供までは早い。初心者らしく、奇をてらわずに人気メニューをチョイス。カヤトースト、半熟卵、コーヒー。カヤジャム(卵・ココナッツミルク・パンダンリーフ・砂糖でできたジャム)と薄切りバターがはさんであるサクサクのトースト、めちゃくちゃ美味しい!カヤジャムは意外にも甘さ控えめで、半熟卵とのマリアージュが完璧。これ何枚でもいける。夫は、店内を見まわし現地人の多くが食べていたナシレマをオーダー。物価の高いシンガポールで2.5ドルと格安なのも人気の理由っぽい。現地人はこれにオタオタを合わせて食べていた。これも美味しかったので、トースト以外のメニューも期待できそう!
お腹にまだ余裕があったので、Kopitiam出てすぐタクシーつかまえてOld Airport Food Centerへ向かう。タクシー(Grab)の運転手が気の良いおじさんで、途中スタジアムやプールなどがあるエリアを無料でドライブしてくれた。開閉式屋根のどでかいスタジアム、たった2ドルで使える公共プール、クリケット場等が集まるこのエリアはSport Hubと呼ばれるらしい。劇場や図書館もあるそう。本当に都市計画が上手い国だ。
Old Airport Food Centerは昨日行ったカトン地区に近い、昔ながらのホーカーズ。名店揃いとガイドブックにあったけど、なるほど、12時前に行ったのにも関わらず行列店がたくさん。
茹でモツのぶつ切りを出す店、餃子のせ混ぜ麺、えび麺・・・美味しそうな店が多すぎて後ろ髪をひかれまくったけどなんとか初志貫徹、ホッケンミー屋さん「南星」へ。有名店なのに誰も並んでなかったため「もしや観光客向けの店?!」と不安になったが、セルフではなく席まで届けてくれる方式だからと分かり安堵。Sサイズ5ドル、オーダーしてから届くまで20分くらいかかった。
ここは卵麺は太いけどビーフンは細く、汁少な目スタイル。エビは殻むき済み、イカゲソが入っていて、柑橘を絞りチリ入りのニョクマムっぽい調味料をかけて食べる。めちゃくちゃ美味しい!焼ラーメンとも焼そばとも違う。敢えて言うならケンミンの焼ビーフンっぽい、とてもあっさりしたお味。柑橘とニョクマムのさわやかさがまた合う!スイカジュース2ドルとチャイ1.8ドルも美味しかった。私シンガポール住むならこのホーカーズの近くに住みたい。
腹ごなしにMRTで移動、シンガポールフライヤーへ。約30ドルと大変高額。俵型のキャビンは28人乗りらしいが、空いていたからか10人程度で乗せてもらえた。半分くらい日本人だった。ちなみにこの観覧車は三菱重工が神戸で建造して輸送してきたものらしい。
フライヤーからは、MBS、ガーデンズ、高層ビル群、ラッフルズホテル、マーライオン、Sport Hub、ゴルフ場などが一望。国内すべての観光スポットが見えてるんではないかと思うくらい。
高層ビル・マンション群、先鋭的デザインの建築物や、走りやすそうな片側4車線の高速道路などからSFっぽさを感じる一方、とても緑が多い都市。広大な公園だけではなく、街角のいたるところに大きな木や草が植わっている。高速道路の支柱にも蔦が絡まっていたり。ほとんどが人工的な緑化ではあるのだろうけど、人智と自然が調和した街並みはSFの世界よりもさらに先進的にさえ思えるし、これが新たなシンガポールの個性だなと。
右のアートミュージアムではTeamLabの展示が常設。次回は行ってみたい。
ガーデンズの木々は世界各地から輸入。どんだけのコストがかかっているのか考えるとめまいがする。なのに基本的に無料で開放してる!すごすぎる。園内では観光客はもちろん、現地ファミリーやナニーらしきグループも楽しそうに談笑してた。「Indian Garden」「Malay Garden」など、テーマ性のある造園も面白い。
MBSホテル棟を冷やかした後、ショッピングモール内のTWGで休憩。私はスコーン、夫はマカロン。優雅~お値段も優雅~。
タクシーで313@Somersetに戻り、17時半ごろから友人夫婦も交えフードコートで夕食。あんまりお腹空いてないので、マレー風野菜サラダのロジャにした。キュウリ、揚げパン、もやし、タケノコ?みたいなものを、ナッツ風味の甘辛いソースであえたもの。美味しいけど、味が濃くて辛いので、酒のアテだわ。
18時半過ぎに出て急いでホテルへ戻り、バスで空港へ。20時前には空港到着、チェックインカウンターに並んだものの、スクートの団体用カウンターが少ない&中国人観光客の割り込みが続き、結局30分くらい待たされた。出国審査はスムーズに終わり、ラウンジへ直行。シャワー浴びてすっきりしたら20時半。22:20発だが21時半には搭乗。まずはバンコクへ。揺れが酷くて全く寝れない…。往路と全く同じ非効率な乗り換えを経て、深夜に東京へ向け出発。
【4日目】
機内で朝ごはんが出たが、濃い味付けの鶏肉煮込みとライス…まずいのでほぼ食べず。予定の15分早く、8:30頃に成田到着。だが降機と預け荷物に時間がかかり、9:17発のスカイライナーには乗れず、10時過ぎまで待ちぼうけ。11時前に帰宅。
シンガポールは十数年ぶりの訪問だったが、いつの間にか一国まるごとディズニーランドのような場所になっていて、変化の早さに驚いた。でもこれがアジアの標準的な変化で、日本が遅いだけなのかも。