2017.10.11-22 スペイン・ポルトガル 3/9

【4日目】14日(土)

 6:30に目覚め、準備とパッキングした後、8時過ぎから朝食。ラインナップは昨日と同じでお腹も空いていないので、フルーツメインで済ませる。生ハムメロンを飽きるほど食べた。この宿では日本人も中国人もほとんどみなかったが、朝食では日本人を数名見かけた。おばさまグループや母娘ペアが多い。

9:30にチェックアウト、タクシーでバスターミナルへ。10時発のバスでVigoへ出発。途中の道路はすごい霧が立ち込めてた。

11:30にVigoバスターミナル着。なんとかスーツケースを預け、明日のPorto行きのバスチケットを購入し、タクシーでカストロ城に行く。

f:id:meena0:20171030153559j:imageカストロ城からVigoの街を臨む。港町で対岸にも島々が見えるので瀬戸内海の呉っぽい。Vigoはスペイン最大の漁港で、ガリシア地方の工業・商業の中心地。リアス式海岸の語源になったとおり、入り組んだ複雑な地形。でも日本の三陸のような断崖絶壁は見当たらずなだらかな入り江なのが面白い。

中心市街地まで歩いて下る。f:id:meena0:20171030153627j:imagef:id:meena0:20171030153655j:imageランチは生ガキ、野菜スープ、白ワインで軽く済ませる。野菜スープはつるむらさきとほうれん草の間のような葉っぱがたくさん入っていて五臓六腑にしみる優しいお味。f:id:meena0:20171030153724j:imagef:id:meena0:20171030153836j:image メインストリートを散策しているうちに、腹ごなしにバスターミナルまで歩くことにする。所要30分くらいだったが道の起伏が激しくて疲れた。

15時発のバスに乗車。路線バスなのに高速バスと同じレベルのちゃんとしたバスだったのが意外。かなりのスピードで走り、1時間弱でBaiona着。

f:id:meena0:20171030154842p:imageスーツケースを引きずり、岬の先にあるホテルまで歩く。途中でショートカットしようとしたら、間違えて森の中の散策路に迷い込んでしまい、必要以上に歩いたり階段上ったりしなくてはならなかった・・・。

なんとかフロントにたどり着き部屋へ。部屋の窓からは海が見える。部屋やバスルームも広くてリゾート気分が味わえる。バスタブとは別にシャワーブースもあり、洗面台は2つ。サンティアゴのパラドールと比べると調度品の数は劣るものの、ここも充分に美しい。f:id:meena0:20171030154846j:imagef:id:meena0:20171030154941j:imageホテルのバーでウェルカムドリンクを飲む。カモメがつまみのナッツを虎視眈々と狙って来る。f:id:meena0:20171030155041j:image結婚式を挙げたくなるチャペルf:id:meena0:20171030155159j:image

f:id:meena0:20171030160257j:imageジェラート食べたり海岸沿いを散策したりしているうちに20時。いつもの方法で人気のありそうなレストランを探したけどどこもガラガラ。飲み屋さんは混雑していたけど、まだ食事をする時間ではないみたい。カメノテが食べられるレストランを探したが、季節じゃないようで見つからず。許容範囲のレストランで、貝の酒蒸しとパエリヤを食べる。カメノテ食べられなかったことが未練。22時にホテル戻る。

 

 

【5日目】15日(日)

7時に起きるつもりが寝坊、7:40に飛び起き、準備して8時に朝食。ラインナップは昨日のサンティアゴと類似していた。今回もフルーツメインで軽く。

f:id:meena0:20171030160210j:imageフロント

車道をのんびり下る。昨日この車道を通って上がればもっと楽にフロントについたのに・・・ 

f:id:meena0:20171030155516j:imagef:id:meena0:20171030155839j:image巡礼の道サインがここにも。f:id:meena0:20171031152919j:image

10時過ぎ発のバスでVigoに戻り、11:30発のポルト行きバスに乗車。ほとんど満席で、空いている席を探すのが一苦労だった。一番後ろの列で息苦しいしリクライニングも出来ずトイレに出ることもできず最悪。1時間もかからずポルトガルに入国、パスポートチェックも何もなし。でも時差は1時間あるという不思議な感覚。13:30にポルトのCasa de Musica駅着。予定では中心地まで行ってくれるはずが、日曜だからかここが終点。トイレを探すが見当たらず、仕方なく電車でTrinidad駅に向かう。電車内もまた激混みで疲労困憊&MAX不機嫌。下車後なんとか近くのスーパーのトイレに駆け込む。

宿泊先近くまで歩き、オーナーを待ちつつランチ。地元人気が高そうな『DOGEMA』というハンバーガー屋さん。シンプルに、ビーフパティとトマトとルッコラハンバーガーを頼んだがチップスもありすごいボリューム。サングリアのサイズも大きい。バーガーの味は奇をてらわず美味しいし、店員さんは英語話せて感じよく店内もオシャレ。 f:id:meena0:20171030160433j:image

オーナーさんから鍵を預かり部屋の使い方を一通り説明してもらう。f:id:meena0:20171030160454j:imageアパートの正面。アズレージョの壁面がかわいい。f:id:meena0:20171030160514j:image建物自体は古そうだけど内部はリノベーションしてある。40平米くらいと狭いが天井高のおかげで広々している。洗濯機がついているのが最高!たまってた洗濯物を洗いつつ休憩。

18時に出かけて川の方へくだる途中、『Santini』でジェラートを食べる。イチゴのジェラートが秀逸!店内客のほとんどがイチゴを選んでた。コーンがワッフルコーンっぽい香ばしさでとても美味しかった。f:id:meena0:20171110113516j:image

 

●サンベント駅

20世紀初めに修道院の跡地に建てられた駅。アズレージョは1930年制作(Byジョルジェ・コラコ)、ポルトに関わる史実が描かれている。上段のアズレージョはカラフルで黄色味が強く、下段は品のいい青色、ガラス部分の薄い黄色と真っ白な天井。全体の美のバランスが完璧で旅情を掻き立てる!f:id:meena0:20171030160558j:image

 

●ドンルイス1世橋

エッフェル塔の設計士の弟子が設計し1880年代に建設、1886年開通。2階建て構造になっており、上層はメトロと歩行者、下層は自動車と歩行者用。上層のメトロと歩道の間にはポールが立っているのみで柵はなく、手を伸ばせばメトロが触れる距離。さすが自己責任の国!

f:id:meena0:20171030160744j:imagef:id:meena0:20171030160759j:imagef:id:meena0:20171030161140j:image橋を渡った対岸、Vila Nova de Gaia側を見てみたが、ワイナリー見学もリバークルーズもロープウェイも営業終了してしまっていたので、街をぶらつきつつ帰路につく。途中オシャレなレストランやショップをたくさん見つけた。ポルト素敵!

スーパーマーケットで食材を買い込み21時前に帰宅し料理。スーパー楽しすぎる、数時間楽しめる。スペインもポルトガルも料理は美味しいが味が濃くて、時々こういう風に野菜をモリモリ食べたくなるのです。

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